使い捨てニトリルゴム手袋です。これが有るのと無いのとではまさに雲泥の差です。革命です。



手が泥んこになったり油まみれになるのが嫌で、二の足を踏んでいる方は大勢いらっしゃると思います。

私もそのクチでした(笑)

別に気分でそう思うわけではなく、実際あれこれ容器の裏面に書かれています。

エンジンオイルの缶なんかにも、
動物実験では、使用済みのエンジンオイルに長時間触れると皮膚がんになるリスクが高まります
という注意書きが必ず書かれていますからね。

また、コールタールがこびりつく暖炉の、煙突掃除人に陰嚢ガンが多いという話もあります。

まぁ本当に機械いじりが好きな人は、そんな雑念は一切浮かばず、純粋に楽しみながら高みへと突き進んで行かれるのだと拝察致します。

しかし、やはり清潔とか抗菌とか柔な価値観が台頭してきたこのご時世では、あの手の機械物を素手で触ることに、抵抗を感じる方が多いのは間違いありません。

それで活躍するのが使い捨てのニトリルゴム手袋なわけです。

塩ビの手袋を選んではいけません。ニトリルゴムのモノにしましょう。

塩ビは灯油やガソリンにすぐ侵されてパリパリになります。また、キャブレターコンディショナーのトルエンがすぐに染み込んできます。

溶剤への耐性が全く足りていません。

対してニトリルゴムは溶剤にめっぽう強いです。

また、塩ビは破れやすいです。逆にニトリルゴムは引っ張り強度が高く、靭性があり、摩擦にも強いです。

言うまでもありませんが、ポリエチレン製は論外です。調理のお供には適していると思いますが。

ニトリルゴム手袋は塩ビ手袋より多少割高ですが、価格差を補って余り有る価値があります。有害な化学物質から人体を保護できます。

工具よりも先に買うべきです。機械いじりの基本だと思います。

機械いじりで手袋と言えば、真っ先に軍手を思い浮かべる方が多いと思いますが、あれは結構侮れません。

固いネジを緩めるときに、勢い余って手をぶつける時がありますが、怪我防止にとても役立ってくれます。

軍手とニトリル手袋の二重掛けが最強です。